外洋と珊瑚礁のミネラル

外洋から珊瑚礁へ流れ込んでくる海水には、ミネラルが多くありません。

ミネラルは、体の機能維持・調節に必要な五大栄養素の一つです。ミネラルは、無機質とよばれ岩や土などに含まれています。
人間の臓器や細胞の活動を助けたり、骨や歯の元になるなど生きていくうえで欠かせない栄養素です。
人間の体に必要だと現時点でわかっている「必須ミネラル」は、16種類あります。

サンゴには、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、銅、亜鉛など多くのミネラルがバランスよく含まれています。
ミネラルは体内で合成すことはできません。このうち一つでも欠けるとたちまちミネラル欠乏症に陥り様々な病気を併発し、さらにひどい場合は、命を失うこともあります。

ミネラルが多くない外洋の海水と対称をなすのが、ミネラル豊富な珊瑚礁に囲まれた海水です。
生命に乏しい外洋と生命があふれる珊瑚礁。その違いはミネラルでした。

珊瑚礁浸透海水には多くのミネラルが温存されていることを裏付ける海洋学者の注目すべき言葉をご紹介します。

珊瑚礁は不毛の海の砂漠の中のオアシスである。外洋の海に少ない元素でも礁は効率よくかなりの量を礁の構造物や、そこに住む生物の体内に蓄える。

当社の星塩は、ミネラルが少ない外洋の海水から作られているのではなく、生命力あふれる珊瑚礁のミネラルが溶け出した珊瑚礁浸透海水から作られています。

ミネラルは、岩石に由来するといわれています。珊瑚礁の島である石垣島の起源をたどってみれば、珊瑚礁浸透海水に溶存されたミネラルが海洋深層水よりもいかに豊富であるかが容易にご理解いただけると思います。

参考までに下表の地殻中と海水中の元素濃度を比較しても、地殻中の元素濃度がはるかに高いことがわかります。

金属元素地殻中の濃度
(ppm)
海水中の濃度
(ppm)
人体中の濃度
(ppm)
人血漿中の濃度
(ppm)
ナトリウム283001155626003280
カリウム259003802200170
カルシウム363004001380099
マグネシウム20900127240022
亜鉛650.005251.6
500000.01501.14
450.00241.12
マンガン10000.00210.0029
ニッケル800.0020.03
コバルト230.00010.040.00038
バナジウム1100.0020.030.01
モリブデン10.10.2

(参考 京都薬科大学教授 桜井弘先生の資料より)

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